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こだわり

素材と、だしと、器と、人。
一皿の向こう側にある、みなせの仕事をご紹介します。

手間は惜しまず、手は加えすぎず。

Our Way

料理の良し悪しは、包丁を握る前にほとんど決まっている。みなせでは、そう考えています。

朝の市場で食材を選び、昆布と鰹節でだしをひき、その日の料理に合う器を棚から選ぶ。どれも目立たない仕事ですが、一皿の味わいは、この積み重ねから生まれます。

ここでは、みなせが大切にしている四つのことをご紹介します。

  1. 食材市場で選ぶ、その日の旬
  2. 出汁毎朝ひく、一番だし
  3. 器料理を引き立てる、季節の器
  4. 料理人手の届く距離で、一皿ずつ
早朝の市場で、魚の箱を並べる人
まな板の上で魚を切り分ける手元

Ingredients

市場で選ぶ、
その日の旬。

料理長は毎朝、市場へ足を運びます。献立を先に決めるのではなく、その日の魚と野菜を見てから決める。それがみなせのやり方です。

同じ魚でも、季節や産地、脂ののり方で、ふさわしい包丁の入れ方や火の通し方は変わります。食材の声を聞くことから、一日の仕事が始まります。

  • 自分の目で選ぶ仲買の方と話しながら、手に取って確かめます。
  • 産地にこだわりすぎない名前より、その日いちばん状態のよいものを。
  • 一尾を使い切るアラはだしや煮物に。無駄なく、おいしく。
器に、お玉で澄んだだしを注ぐところ

Dashi

毎朝ひく、
一番だし。

昆布と本枯節でひく一番だしは、お椀ものから炊き合わせ、土鍋ご飯まで、すべての料理の土台です。

だしは時間とともに香りが抜けていくため、その日の分だけを毎朝ひいています。お椀のふたを開けたときに立ちのぼる香りを、どうぞ味わってください。

  • 昆布は、ひと晩水に浸してじっくりと、うま味を引き出します。
  • 鰹節は、その朝に削る削りたての香りが、だしの命です。
  1. 一

    浸す

    昆布を水に浸し、ひと晩かけて、うま味をゆっくり移します。

  2. 二

    温める

    弱火で静かに温め、煮立つ手前で昆布を引き上げます。

  3. 三

    鰹節を入れる

    削りたての鰹節をたっぷりと。火を止め、沈むのを待ちます。

  4. 四

    漉す

    布巾で静かに漉せば、澄んだ金色の一番だしのできあがり。

染付の鉢や焼き物の湯のみが並ぶ様子

Tableware

器も、
料理のうち。

「器は料理の着物」といわれます。夏は涼しげなガラスや白磁、冬は温もりのある土ものや漆へ。料理に合わせて、季節ごとに器を入れ替えています。

手に取ったときの重みや、口当たりのやさしさまで。ひと皿をいただく時間が、少しだけ特別になるように。

ガラスの小鉢に盛った前菜
夏涼を呼ぶ、ガラスの小鉢
木の器に盛った季節の甘味
秋木の器に、ひと口の甘味
漆の蓋物に盛った豆腐の一品
冬温もりを閉じこめる、漆の蓋物
カウンターの内側で魚を切り分ける料理人の手元

Craftsman

手の届く距離で、
一皿ずつ。

カウンター八席の小さな店だからこそ、お客様のお顔を見ながら料理をお出しできます。お酒の進み具合や、お話のはずみ具合に合わせて、次のひと皿の頃合いをはかります。

苦手な食材や、量の加減、記念日のご相談も、どうぞお気軽にお申し付けください。

「おいしかった」のひと言と、「また来ます」の笑顔が、何よりの励みです。

料理長

料理長の一日

  1. 市場へその日の魚と野菜を、自分の目で選びます。
  2. だしをひく昆布と鰹節で、その日の分の一番だしを。
  3. 昼の営業日替わり膳やお弁当を、手早く丁寧に。
  4. 夜の仕込み献立を見直し、器と盛り付けを決めます。
  5. 夜の営業カウンター越しに、お客様の様子を見ながら。

こだわりの一皿を、今宵の席で。

Reservation

季節の料理は、会席コースやお品書きでお楽しみいただけます。ご予約は一か月先まで承ります。苦手な食材やアレルギーも、ご予約の際にお知らせください。