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「ホームページを作りたいが、補助金が使えると聞いた。柏市の事業者はどの制度を使えばいいのか」。このようなご相談をよくいただきます。
補助金の情報はネット上に古い記事が多く、終了した制度がそのまま紹介されていることも珍しくありません。この記事では、2026年10月時点で公式サイトから確認できた情報だけをもとに、柏市・千葉県の事業者がホームページ制作に使える制度を整理します。
制度の内容は変更されることがあるため、申請前には本文中の公式リンク先で最新の公募要領(応募のルールブック)をご確認ください。
結論:2026年度の本命は「小規模事業者持続化補助金」
結論からお伝えすると、2026年度(令和8年度)にホームページ制作費へ使える制度の中心は、国の「小規模事業者持続化補助金」です。柏市・千葉県には、ホームページ制作費を直接補助する独自制度は2026年10月時点で確認できませんでした。
また、旧IT導入補助金(現・デジタル化・AI導入補助金)は、ホームページ制作そのものには使えない点に注意が必要です。それぞれ順に解説します。
この記事で扱う制度の全体像
本記事で確認した制度は「小規模事業者持続化補助金(国)」「デジタル化・AI導入補助金(国)」「柏市・千葉県の独自制度」の3系統です。いずれも公式サイトへのリンクを付けています。
前提:補助金は「後払い・審査あり」
補助金は原則として、事業を実施して支払いを終えたあとに受け取る「後払い」です。また採択審査があり、申請すれば受け取れるものではない点を、資金計画の前提にしてください。
小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉第20回【令和8年度】
結論として、小規模な会社・個人事業主がホームページ制作に補助金を使うなら、この制度が第一候補です。販路開拓(新しいお客様を増やす取り組み)の経費の一部を補助する制度で、ウェブサイト関連費も対象経費に含まれています。
第20回の公募要領は2026年5月27日に公開されました(中小企業庁の公表ページ)。詳細は商工会議所地区の公式サイトで確認できます。
対象者・補助上限・補助率
対象は小規模事業者で、商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は常時使用する従業員5人以下、製造業その他は20人以下が目安です。柏市内の多くの個人事業主・小規模法人が該当します。
第20回公募要領によると、補助上限は通常50万円・補助率は原則3分の2です。インボイス特例で50万円、賃金引上げ特例で150万円が上乗せされ、併用時は最大250万円(賃金引上げ特例を使う赤字事業者は補助率4分の3)とされています。
ウェブサイト関連費のルール
ホームページ制作費は「ウェブサイト関連費」として計上しますが、第20回では補助金額の上限30万円(税込。補助率2/3なので、経費にすると約45万円まで)で、この経費だけの単独申請はできないとされています。チラシ作成や展示会出展など、他の販路開拓の取り組みと組み合わせる設計が前提です。
「ホームページだけ作りたい」場合でも、ウェブサイト関連費は単独では申請できない(補助金額の上限30万円)ため、広報費などと組み合わせた計画にできないか、商工会議所に相談してみる価値があります。
第20回のスケジュール
申請受付は2026年11月5日から12月15日17時までです。申請には商工会議所が発行する事業支援計画書(様式4)が必要で、柏商工会議所での発行受付締切は2026年12月4日17時とされています(柏商工会議所の案内ページ)。
柏市の事業者が申請する手順
結論として、柏市内の事業者は「柏商工会議所に早めに相談する」ことが申請への最短ルートです。申請には商工会議所発行の書類が必要なため、締切直前の駆け込みでは間に合わないことがあります。
申請の流れ6ステップ
大まかな流れは、①GビズIDプライム(電子申請に使うID)の取得、②経営計画・補助事業計画の作成、③柏商工会議所へ相談し様式4の発行を受ける、④電子申請、⑤採択・交付決定後に契約・制作、⑥実績報告後に補助金受領、の6段階です。GビズIDプライムは、書類を郵送する方法だと発行まで時間がかかるため、早めに取得しておきましょう。
計画書では「ホームページで誰にどう売上を伸ばすか」を具体的に書く必要があります。制作会社に見積もりと構成案を先にもらっておくと、計画書の説得力が上がります。ホームページが完成するまでの標準的な工程は制作の流れで確認できます。
相談窓口
柏市の事業者の窓口は柏商工会議所(中小企業相談所)です。管轄や受付方法の詳細は柏商工会議所の補助金活用ページでご確認ください。
デジタル化・AI導入補助金2026はホームページ制作に使える?
結論として、旧IT導入補助金の後継である「デジタル化・AI導入補助金2026」は、ホームページやECサイト(ネット通販サイト)の制作費そのものは補助対象外です。「IT導入補助金でホームページが作れる」という古い情報には注意してください。
対象になるのは業務システム系のツール
この制度の対象は、顧客管理・会計・予約・在庫管理といった業務プロセスを含むソフトウェアの導入費です。詳細はデジタル化・AI導入補助金2026の公式サイトで確認できます。
ホームページと組み合わせるケース
予約システムや顧客管理ツールを導入し、その入口としてホームページを活用する、という組み合わせは考えられます。ただしツール部分が対象登録されている必要があるため、該当しそうな場合は公式サイトの事務局や導入支援事業者に確認してください。
柏市・千葉県の独自制度は?【2026年10月時点の確認結果】
結論として、柏市・千葉県には、ホームページ制作費を直接補助する独自制度は2026年10月時点で確認できませんでした。「ないことを知っておく」ことも、誤った情報に振り回されないために大切です。
柏市:令和8年度チャレンジ支援補助金はホームページ制作が対象外
柏市の事業者向け「チャレンジ支援補助金」は、令和8年度はゼロカーボン事業(省エネ設備等の導入。予算の上限に達して受付終了)と、賑わい創出イベント開催支援(上限25万円・補助率1/2。広報費はイベントの周知に限る)が対象です(ゼロカーボン事業・賑わい創出イベント開催支援)。ホームページ制作は対象に含まれていません。
千葉県:成長促進補助金は大型の設備投資向け
千葉県の「中小企業成長促進補助金(第3弾)」は生産性向上のための設備投資が対象で、補助下限500万円と大型です。ホームページ制作は対象外で、令和8年度の受付は終了しています(千葉県公式ページ)。
自治体独自のホームページ補助は毎年度チェックを
一方、自治体によっては、東京都中央区のホームページ作成費用補助のような独自制度を設けている例があります。柏市でも今後新設される可能性はあるため、年度替わりの時期に市の公式サイトを確認する習慣をおすすめします。
申請前に知っておきたい注意点
結論として、補助金活用で失敗しないためには「交付決定前に契約しない」「採択を前提にしない」「逆算でスケジュールを組む」の3点が重要です。ここを外すと、せっかくの採択が無効になることもあります。
交付決定前の契約・発注はNG
原則として、交付決定(補助金交付の正式決定)より前に契約・発注・支払いをした経費は補助対象外とされています。制作会社との正式契約は、交付決定の通知を受けてからにしてください。
採択されない場合の計画も
持続化補助金には採択審査があり、不採択となる場合があります。「補助金が出たら作る」ではなく、補助金なしでも成り立つ費用計画を先に立て、採択されたら負担が軽くなる、という順番で考えるのが健全です。
公開時期から逆算する
第20回は2026年12月申請のため、採択・交付決定を経て制作に入れるのは2027年春以降になる見込みです。急ぎで公開したい場合は補助金を待たない判断も必要ですし、古くなったサイトのリニューアルに補助金を充てる計画なら、この待ち時間を準備期間にできます。
まとめ
2026年度にホームページ制作へ使える補助金の中心は小規模事業者持続化補助金(第20回・12月15日締切)で、ウェブサイト関連費は上限30万円・単独申請不可というルールがあります。柏市の事業者は柏商工会議所への早めの相談から始めてください。
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